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馬英九氏、経済成長6%を公約


ニュース 政治 作成日:2007年10月12日_記事番号:T00003106

馬英九氏、経済成長6%を公約

 
 中国国民党(国民党)の総統選挙候補者である馬英九氏は11日、「経済成長率年間6%、2011年までに1人当たりの域内総生産(GNP)2万米ドル、12年までに失業率を3%以内に抑える」ことを骨子とする選挙公約を発表した。12日付経済日報が報じた。

 失業率抑制の具体策としては、金融、観光、医療介護の3分野を振興し、就業者を増やす「就業黄金トライアングル計画」を発表した。金融分野では、シンガポールや韓国を参考に非合理的な規制を撤廃し、4年以内に3万件の就業機会を増やす。観光分野は中国人による台湾観光を開放するほか、初期予算300億台湾元(約1,080億円)の「観光業発展基金」を設置し、公共施設の改善に充てる。医療介護分野では、海外から台湾に来て治療を受けてもらう観光医療サービスを特に発展させる。

 馬氏が成長率6%を公約したことに対し民進党の総統候選候補者、謝長廷氏の陣営では、「台湾はすでに大量生産を行う開発途上国を脱しており、経済成長率ではなく、成長の分配が台湾人民にとって有利かどうかが問題だ」と批判した。