ニュース その他分野 作成日:2011年7月6日_記事番号:T00031060
行政院主計処が5日発表した6月の消費者物価指数(CPI)年上昇率は前月比0.28ポイント増の1.93%で、昨年3月以来で最大の上昇幅となった。特に果物のCPI上昇率は21.3%と非常に高かった。これは飲料やジャムなどに使われる食品添加物の乳化剤に、可塑剤が違法に加えられていたことが発覚した事件によって、果物価格が大幅に上昇したためだ。主計処は、果物価格が5月並みの水準であれば、CPI上昇率は前月を下回る1.58%だったと指摘した。6日付工商時報などが伝えた。
項目別では、果物や肉類などの食品、ガソリン、海外旅行のツアー料金などが上昇、野菜、通信費、3C電子製品などは下落した。
また野菜・果物、水産物やエネルギー価格などを除いた核心(コア)物価指数の年上昇率は1.23%で、2009年2月以来で最高だった。
主計処は今後の展望について、原油価格や国際原料価格の下落傾向を受けて、CPI上昇率も鈍化するとの見方を示した。
なお、同時に発表された6月の卸売物価指数(WPI)の上昇率は前月比0.56ポイント増の3.94%となった。上半期通期でも3.94%で当初予測の3.8%を上回った。
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