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徳翔海運、船隊拡大に100億元


ニュース 運輸 作成日:2011年7月6日_記事番号:T00031061

徳翔海運、船隊拡大に100億元

 中堅コンテナ海運会社、徳翔海運(TSラインズ)は6日、創業10周年記念イベントのあいさつで陳徳勝董事長が「今後10年の成長を見据え、100億台湾元(約280億円)をかけ競争力拡大と経営安定化に取り組む」と表明した。同社は間もなく10隻のコンテナ船建造契約締結を予定するほか、来年末または再来年の台湾株式市場への上場に向け準備を進めている。6日付工商時報が伝えた。

 同社は航路35本を44隻の船隊で運営しているが、船舶の多くはリースで自社所有はわずか3隻。陳董事長は「造船価格は2~3割下落しているため、この機会に船隊を拡充し、市場競争力を高めたい」との方針を述べた。

 同社は今月末までに、台湾国際造船(台船)および韓国の造船会社とコンテナ船10隻の建造を発注する契約を結ぶ見通しだ。台船には1,800TEU(20フィートコンテナ換算)フルコンテナ船6隻、韓国メーカーには4,700TEUコンテナ船4隻を発注する予定で、既に地場銀行団と1億4,000万米ドルのシンジケートローン(協調融資)契約を結んでいる。このほか同社は、4,000万米ドルを投じ、コンテナ1万6,000箱を既に発注している。