ニュース 医薬 作成日:2011年7月6日_記事番号:T00031066
先月25日、台中市衛生局(豊原区)のワクチン冷蔵設備でセンサーが停止したことが原因で設備内の温度が下がり過ぎ、保管されていた10種5万本のワクチンが廃棄処分となっていたことが明らかになった。損失は約1,700万台湾元(約4,800万円)に上り、税金の無駄遣いとの批判が上がっている。なお、行政院衛生署疾病管制局(疾管局)が同市にワクチン補給の緊急支援を行ったことで、乳幼児へのワクチン接種に支障は出ていない。6日付自由時報が伝えた。
同紙読者の投書によると、当日の豪雨により、老朽化した衛生局の建物で停電が発生したことが原因だという。しかし黄美娜・同局局長は「当日は豪雨も停電もなかった」と説明。原因は現在専門家に依頼して調査していると語った。なお、異常な温度低下を知らせる警報が出てから、職員が到着するまでに50分もかかっており、これについては「職員の過失ではなく、警備員の連絡が遅れたため」とし、法的措置を取る構えを見せた。
なお、疾管局の施文儀報道官は「これほど大規模なワクチンの破損事故は非常にまれだ」と指摘。台中市が県・市合併後に各種ワクチンを集中保管する体制をとったため、損失がここまで大きくなったとの見方を示した。
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