ニュース 電子 作成日:2011年7月6日_記事番号:T00031077
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下の発光ダイオード(LED)関連部門、LEDinsideは5日、2011年のLED産業の見通しについて、チップ供給量1,000億個に対し、需要は890億個にとどまり、12.4%の供給過剰となるとの予測を示した。中国政府が携帯電話など模倣品の取り締まりを強化していること、世界市場でLED光源採用の液晶テレビ浸透率が思うように伸びていないことが主な理由だ。6日付工商時報などが報じた。
LEDinsideの予測に対し、LED台湾最大手、晶元光電(エピスター)の張世賢副総経理は、「供給量は多いが、各製品によって状況は異なる」と指摘。4元LED、特に超高輝度LEDの需要は非常に強く、サプライヤーも少ないため、需給は比較的安定していると語った。青色LEDについては液晶テレビ光源向けの需要が低迷しているため状況は比較的悪いとしたものの、LED照明向けはまずまずとの見方だ。
なおLEDinsideは、中国で新ライン稼働が相次ぐ来年は、供給過剰率が26.3%まで拡大すると予測しているが、これについて張副総経理は、供給量が増えるのは主にローエンド製品で、ミドル、ハイエンド製品は依然、ひっ迫状態が続くとみている。
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