ニュース 電子 作成日:2011年7月6日_記事番号:T00031079
台湾積体電路製造(TSMC)で研究開発(R&D)に携わった元幹部の梁孟松氏が、7月末で清華大学電機学部での教授職を退き、韓国サムスン電子のファウンドリー事業の研究開発担当副社長に就任することが明らかになった。6日付工商時報が伝えた。
梁氏はTSMCで研究開発・発展担当の資深副総経理を務める蒋尚義氏の「愛弟子」で、かつて研究開発処で資深処長を務めた人物。TSMC社内では製造プロセスの微細化や量産モデル確立に貢献があった。
蒋氏は2週間前の社内会議で、「友人の梁氏がサムスンに入ることが決まった」と報告した。梁氏のサムスン入りを受け、TSMC社内では、梁氏と業務上の交流を行わないよう求める通達も出されたという。
梁氏は2008年にTSMCを退職後、一時サムスンに1年間移籍したことがあったが、昨年退社。業界内では梁氏がTSMCに復帰するとの観測もあった。これに対し、サムスンは研究開発チームの責任者のポストを準備し、会社専用機で韓国との間を送り迎えするなど、梁氏を「三顧の礼」で迎えた。
今後は最先端の28ナノメートル製造プロセスをめぐり、梁氏がサムスンの研究開発陣を率い、TSMCと対抗することになりそうだ。
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