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TSMCの11年設備投資、1割縮小か


ニュース 電子 作成日:2011年7月6日_記事番号:T00031080

TSMCの11年設備投資、1割縮小か

 6日付経済日報によると、ファウンドリー業界が顧客の在庫調整の影響を受け、12インチウエハー工場の生産能力増強計画を先送りしているとみられ、最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が今年計画している設備投資額78億米ドルを70億米ドルへと1割以上縮小する可能性が出ている。半導体設備業者によると、TSMCの第2四半期設備発注額は前期比57%減の6億1,800万米ドルで、上半期全体でも22億米ドルにすぎず、同期投資予定だった53億米ドルに全く届いていない。

 設備業者は、TSMCが設備投資を下方修正すれば聯華電子(UMC)も追随し、川下に当たる半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)の日月光半導体製造(ASE)や矽品精密工業(SPIL)に影響が及ぶと指摘した。

 TSMCは5日、28日の業績説明会まで説明できないとコメント。UMCは、12インチ工場拡張の延期は認めたものの、現時点で通年の設備投資18億米ドルを縮小する考えはないと強調した。