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クアンタ、重慶にノート筐体工場設置へ


ニュース 電子 作成日:2011年7月7日_記事番号:T00031107

クアンタ、重慶にノート筐体工場設置へ

 ノートパソコン受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は6日、1,500万米ドルを投じ、中国・重慶市に筐体(きょうたい)や放熱モジュールなどノートPC部品を生産する子会社、「展運(重慶)電子」を設立すると発表した。クアンタは垂直統合をさらに進めることになり、業界関係者は、ハイシーズンの筐体不足を防ぐことができるとメリットを指摘した。7日付電子時報などが報じた。

 クアンタの重慶工場は、第3四半期に量産を開始、年末には月産150万台まで拡大する見通しで、展運(重慶)電子の設立もこれに合わせたものとみられるが、同社の量産スケジュールについてクアンタは言及を避けている。なおクアンタは、重慶からのノートPC出荷が年内に同社全体の2割を占めると見込む。

 重慶市にはヒューレッド・パッカード(HP)、宏碁(エイサー)がノートPCの事業拠点を設置、四川省成都市には聯想集団(レノボ)とデルが進出。これに合わせて受託メーカーも両エリアへの進出を進めており、ノートPCサプライチェーンの中国内陸部移転が加速している。