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立ち入り禁止区域に女性が侵入、桃園空港の安全管理に問題


ニュース 社会 作成日:2011年7月8日_記事番号:T00031117

立ち入り禁止区域に女性が侵入、桃園空港の安全管理に問題

 桃園国際空港で6日深夜から7日早朝にかけ、精神疾患の治療歴がある女性(48)が立ち入り禁止区域に侵入し、整備中の旅客機に乗り込むという事件が起きた。


女性が旅客機侵入に使ったはしご車。「もしテロリストだったら」との懸念の声も出た(7日=中央社)

 8日付蘋果日報によると、女性は敷地外から排水口を通り、鉄条網を乗り越えて敷地内に入った。その後、停まっていた移動式はしご車の鍵を車内で見つけて運転し、中華航空の旅客機に接近。タラップから機内に乗り込んだ。女性はさらに、中華航空の職員だと作業員をだまし、機長用の休憩室で眠り込んでいたという。

 午前7時ごろ、寝ている女性を発見した機長が警察に「不審者がいる」と通報した。

 女性は空港内の何重もの警備をすり抜け、空港敷地内に7時間も侵入していたことになり、安全管理体制が問われそうだ。

 女性は事情聴取に対し、「日本に被災地支援に行きたかった」などと話しているという。女性は民用航空法違反で罰金処分を受ける見通しだ。

 桃園空港は今年初め、英国の航空業専門調査会社スカイトラックスから出発時の安全検査で世界トップの評価を受けたばかりだったが、今回の失態で信頼がもろくも崩れた。