ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

保険会社、リスクベース資本公表義務付け


ニュース 金融 作成日:2007年10月12日_記事番号:T00003112

保険会社、リスクベース資本公表義務付け

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は11日、保険会社の透明性向上に向け、来年4月から保険各社にリスクベース資本(RBC)自己資本比率の等級を半年に1回、ウェブサイトで公表することを義務付けることを決めた。

 リスクベース資本とは、販売する保険の種類に固有のリスクに応じて保険会社が必要とする資本水準をいう。来年は直接各社の数値を公表する必要はなく、200%以下、200%超~300%未満、300%以上の3等級で公表される。法律では200%の確保が求められている。実数公表に踏み切るかは、来年以降に改めて検討する。

 金管会はまた、異議申し立て率が平均を上回った保険会社5社が同比率を算出する際に5%を上乗せし、係争案件による作業リスクも数値に反映させることにした。

 米国ではRBC自己資本比率が200%を下回ると、保険会社は自発的な増資を求められ、150%を下回ると強制増資や業務制限などの措置の対象となる。