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後龍科技園区、用地選定が振り出しに


ニュース その他分野 作成日:2011年7月8日_記事番号:T00031120

後龍科技園区、用地選定が振り出しに

 葉世文・内政部営建署長は7日、苗栗県の後龍科技園区開発計画について、用地選定が不適切だったとして開発を見送ることを決めた。これに関連し、内政部区域計画委員会も開発計画に同意しないことを決議した。8日付経済日報が伝えた。

 後龍科技園区は当初、面積362ヘクタールの用地を工業団地として開発する予定だった。しかし、予定地の52.4%が特定農業区、47.5%が私有地となっており、地元農家が耕作継続を望んでいるため、土地接収に同意を得られなかった。

 同園区以外でも、竹北台湾知識経済旗艦園区、新竹科学工業園区(竹科)竹南基地・周辺地区特定区(大埔農地区)、中部科学工業園区(中科)第4期二林園区なども同様の問題を抱えており、土地接収に反対する地元農家らは今月16日、総統府前で徹夜の座り込みを計画している。

 呉敦義行政院長は今後の土地接収について、できるだけ優良農地を避けるとともに、少数の反対地権者に関しては、代替用地を提供するなどして協力を求めていくよう指示した。