ニュース 政治 作成日:2011年7月8日_記事番号:T00031121
馬英九総統は7日、国民党所属の台北市議との会食の席で、中国の省長や書記などが来台し、台湾の地方政府が歓迎する姿が報道されると一部市民からの反感が高まるとして、既に中国側に対し来年1月の総統選に向けた選挙運動の期間中、訪台を控えるよう要請したことを明らかにした。范姜泰基・総統府報道官は、選挙期間中の混乱を避けるためと説明したが、なるべく「対中傾斜」のイメージを抑えたい馬総統の思惑が理由とみられる。8日付自由時報が報じた。
7日、国父紀念館で行われたイベントに出席した馬総統(左)は、同地を訪れていた中国人観光客と遭遇。中国人から「かっこいい」と黄色い声が上がった(7日=中央社)
会食に出席した立法委員によると、これまで積極的に中台交流を促進してきた馬総統が、急に「ブレーキ」をかける発言をしたことは、出席者に「意外」と受け止められていたという。今回の発言を受けて、既に恒例行事となった感のある、中国の省長や書記クラスが調達団を率いて大々的に来台するといった光景は、総統選が終わるまでは見られなくなりそうだ。
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