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6月の輸出総額、前月比9.7%減【図】


ニュース その他分野 作成日:2011年7月8日_記事番号:T00031123

6月の輸出総額、前月比9.7%減【図】

 財政部が7日発表した6月の輸出総額は前月比9.7%減の251億7,000万米ドルで、前月比減少幅が過去1年で最大となった。林麗貞・財政部統計長は、6月は電子製品の非需要期に当たったほか、石油・化学製品の需要低迷や価格の下落、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサプラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)の火災による一部工場の操業停止が響いたと説明した。ただ、6月の輸出総額は前年同月比では10.8%増加しており、同月としては過去最高だったと強調した。8日付工商時報が報じた。

 6月輸出総額は主要輸出先すべてで前月比減となった。特に中国(香港含む)向けの減少幅が大きかった。

 なお財政部は今後の見通しについて、国際的要因から、下半期の輸出は成長が鈍化するとの見方を示している。ただ、経済部国際貿易局(国貿局)は、▽米国による金融緩和政策の継続▽原油価格と農工業原料価格の下落▽日本経済の回復の兆し──などを理由に楽観できるとしている。

 なお、6月の輸入総額は、前月比10.7%減、前年同月比12.5%増の237億9,000万米ドルで、貿易黒字は前年同月比12.2%減の13億8,000万米ドルだった。