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日台鉄鋼会議開催、「Q4から価格反発」で一致


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年7月8日_記事番号:T00031127

日台鉄鋼会議開催、「Q4から価格反発」で一致

 日台の鉄鋼業界関係者が一堂に会する「日台鉄鋼会議」が7日、台北市の円山大飯店(グランドホテル)で開催された。鉄鋼業界は東日本大震災による自動車サプライチェーンの断裂や、日中韓での生産過剰の影響で、価格下落圧力にさらされているが、第4四半期からは震災からの復興需要が本格化するほか、中国市場の需要も高まることが予想されるため、価格も反発するとの認識が日台双方から示された。8日付工商時報が伝えた。

 日本側代表は、震災で被災した鉄鋼メーカーの生産能力は9割以上復旧し、粗鋼生産量は5月に前月比7.3%増の905万トンに、6月はさらに成長したと報告した。また、自動車生産は3~4月は震災前の5割以下に落ち込んだが、5月に60万台まで回復したことで上半期平均では月間80万台に乗せ、第3四半期には震災前の80~90%、第4四半期には完全に復旧するとの見通しを示した。

 同会議は例年は3~4月に開催されているが、今年は震災を受け7月にずれ込んだ。台湾側は経済部国際貿易局(国貿局)関係者と鉄鋼メーカー関係者が、日本側は経済産業省や新日鉄、住友金属工業、神戸製鋼などから30人が出席した。