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鴻海傘下のサファイア基板2社、年末に合併【表】


ニュース 電子 作成日:2011年7月8日_記事番号:T00031139

鴻海傘下のサファイア基板2社、年末に合併【表】

 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下のサファイア基板・素材メーカー、鑫晶鑽(アルファ・クリスタル・テクノロジー)と兆晶科技(テラクスタル・テクノロジー)は7日、対等合併すると発表した。8日付経済日報が伝えた。

 合併後の存続会社はテラクスタルとなるが、名称については、聯華電子(UMC)傘下の同業、兆遠科技(クリスタルワイズ・テクノロジー)と区別してもらうため、アルファ・クリスタルの社名を使用する。合併期日は今年12月31日。

 現在、鴻海精密工業はアルファ・クリスタルに17%、テラクスタルに15%を出資しており、合併後も鴻海が筆頭株主となる。

 合併後の生産能力は中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)と越峰電子材料(ACMEエレクトロニクス)を抜き、台湾最大手、世界3位に浮上する。両社の合併は、鴻海の発光ダイオード(LED)事業の競争力強化が狙いだ。

 鴻海は川下でのコスト管理で競争力を高める戦略だったが、今回は川上の素材部門を合併させ、川上と川下の垂直統合を図った点が注目される。