ニュース
その他製造
作成日：2007年10月12日_記事番号：T00003114
永豊餘と正隆、原料パルプ価格上昇で値上げへ
製紙原料のパルプ価格の国際的な上昇を受け、製紙大手永豊餘集団と工業用紙・紙器の正隆などが近く値上げを予定している。まず正隆が10月中に工業用紙を１キロ当り12台湾元（約43円）値上げし、11月には永豊餘が生活用紙を最高で10％値上げする。
中華紙漿（中華パルプ）によると、夏はパルプ市場にとって毎年オフシーズンに当たるが、今年は５月から10月までパルプ価格が毎月10～20米ドル上昇し、各製紙メーカーともコスト率の上昇に直面している。パルプ価格上昇は、原料となる材木の主要産地である北米で生産量が落ちた上にストライキが起きたこと、さらに中国で工業用紙の需要が大幅に伸びたことが原因とみられる。12日付聯合報が報じた。
