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自転車業界、日本の安全基準拡大で苦心


ニュース その他製造 作成日:2007年10月12日_記事番号:T00003115

自転車業界、日本の安全基準拡大で苦心

 
 日本自転車協会が3年前に導入した安全基準「BAA」が、10月からレジャー用、競技用、マウンテンバイクにも拡大適用され、新たに「SBAA」(スポーツBAA)というスポーツ用自転車安全基準が導入された。今後日本向け輸出自転車は同基準に合格したことを示すラベルがないと販路に影響が出る見通しで、台湾の自転車メーカーは対応に苦慮している。12日付工商時報が伝えた。

 SBAA基準は、欧州で採用されているEN基準を基に、日本人の体型に合わせて定められた。

 自転車メーカーの業界団体、台湾区自行車輸出同業公会によると、台湾の日本向け自転車輸出は約20万台。業界大手の巨大機械工業(ジャイアント・マニュファクチャリング)の担当者は、「昨年日本に輸出した自転車のうち、(スポーツ車など)高級車種が多数を占める。既にEN基準を満たしており、SBBAの取得は大きな問題ではない」と話した。ただ、中小メーカーは技術レベルの向上に一定の時間がかかる見通しだ。