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ASUSとペガトロン、非需要期の6月も売上高好調


ニュース 電子 作成日:2011年7月11日_記事番号:T00031160

ASUSとペガトロン、非需要期の6月も売上高好調

 華碩電脳(ASUS)は、電子業界の非需要期に当たる6月売上高が前月比17%増の282億6,000万台湾元(約790億円)となり、今年の単月最高、過去2番目を記録した。ASUSから分社し、同社を主要顧客とする受託メーカー、和碩聯合科技(ペガトロン)も同51.7%増の456億4,000万元で過去最高と、同業の中で際立って高い成長を見せた。コンシューマ向け電子機器の売上高倍増、パソコンや通信機器の2けた成長が要因とペガトロンは説明した。9日付工商時報が報じた。

 証券会社によると、ASUSは6月、需要期の第3四半期を視野にタブレット型PC、「Eee Pad Transformer(トランスフォーマー)」を、前月の10〜15万台を大きく上回る30万台出荷。これがペガトロンの同月出荷急成長を促した。第3四半期出荷は100万台に上るとの予測だ。

 ただ依然、欧州市場の回復力が弱い上、同市場では宏碁(エイサー)の在庫調整がヒューレット・パッカード(HP)を巻き込んだ価格競争を招いていることが、今後ASUSにとってマイナス要因となるとの懸念もある。