ニュース 電子 作成日:2011年7月11日_記事番号:T00031167
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)はこのほど、傘下のグリーンエネルギー事業分割による新子会社2社、太陽エネルギー事業の「台積太陽能」と、発光ダイオード(LED)照明事業の「台積固態照明」の設立について、行政院国家科学委員会(国科会)科学工業園区審議委員会から承認を受けた。2社の董事長を兼任する蔡力行・新事業部総経理は、「太陽エネルギーやLED照明市場の競争は激しいが、高い成長力が見込める」と語り、2社ともTSMC同様、最先端技術で業界をリードする戦略を採ると表明した。11日付蘋果日報が伝えた。
2社は総額144億台湾元(約400億円)をかけて建設中の工場2基で設備搬入を開始している。「台積太陽能」は120億3,000万元を投じ、太陽電池や発電モジュールを生産する。また同工場では、高効率薄膜太陽電池モジュールおよび大面積太陽電池モジュールの量産化工程、関連材料、設備、製造プロセスといった重要応用技術の統合を目指す。
「台積固態照明」の投資額は24億3,560万元。設備業者によると、有機金属気相エピタキシー(MOCVD)装置を既に搬入、テスト生産を進めており、第3四半期中に量産に入る見通しだ。自社ブランドでの事業展開が見込まれる。ウエハーレベル・パッケージングなど半導体事業で培った技術を結合させることで、短期間で爆発的な成長も見込めるという。
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