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TSMC、Q2売上目標を達成


ニュース 電子 作成日:2011年7月11日_記事番号:T00031168

TSMC、Q2売上目標を達成

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が8日発表した第2四半期の連結売上高は、前期比4.9%増の1,105億900万台湾元(約3,100億円)で、同社が目標としていた1,110億元をわずかながら上回った。なお、6月の連結売上高は前期比0.1%減の366億7,300万元だった。9日付工商時報が伝えた。

 張忠謀同社董事長によると、欧州の財政赤字問題、東日本大震災、中国のインフレなどの影響で、半導体産業の成長力は鈍化している。外資系証券会社は最近、同社の第3四半期の予想成長率を、5月当時の10〜15%から5%以下へと下方修正した。なお、張董事長は、1929年に発生した世界大恐慌ほどの危機が再び起こる可能性は低く、半導体市場および同社が重大な影響見舞われるほどの事態は懸念していないと指摘した。

 ファウンドリーは6月ごろから末端需要の減退を受けて在庫調整を行っており、TSMCも明らかに増収となるのは9月となる可能性がある。証券会社は第3四半期のTSMCの売上高について、前期比1〜4%増の1,100億〜1,150億元とみている。