ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

李元総統の機密費事件、陳前総統無罪判決の判事が担当


ニュース 社会 作成日:2011年7月12日_記事番号:T00031176

李元総統の機密費事件、陳前総統無罪判決の判事が担当

 李登輝元総統が在任中の公金横領で起訴された事件で、台北地方法院は12日、担当判事を決める抽せんを行い、陳水扁前総統の金融改革に絡む収賄事件を担当した周占春判事が裁判長を務めることが決まった。12日付中国時報が伝えた。

 周判事は、陳前総統の保釈を決定し、無罪判決を下したことで世論の批判を浴びた経緯がある。周判事は今回、陳前総統と親しい関係にあった李元総統の事件を偶然にも担当することになり、判決内容に対する世論の注目が高まりそうだ。初公判は9月末か10月初めに開かれる。

 担当判事には、同様に陳前総統の事件を担当した林柏泓判事も含まれたが、林判事は司法官訓練所の講師への転出が決まっているため、改めて担当判事を決めることになる。

 李元総統の公金横領事件は、起訴内容に記された犯罪所得が1億台湾元(約2億8,000万円)を超えるため、「重大金融汚職事件」に分類され、台北地方法院は事務分配規定に従い、抽せんで担当判事を決定した。