ニュース 農林水産 作成日:2011年7月13日_記事番号:T00031207
肉豚のせりでの落札価格が過去3年で最高となる100キログラム当たり平均7,500台湾元(約2万円)に達している。国際原料価格が上昇していることに加え、輸入豚肉の成長促進剤(通称、痩肉精)残留問題を受け、台湾産の需要が高まっているためだ。このため、全土で1万2,000店を超える伝統市場の豚肉販売店では、早ければ今週から平均5%の値上げを検討している。13日付工商時報が伝えた。
中華民国家畜肉類商業同業公会全国聯合会の張国樑理事長によると、肉豚の落札価格は昨年から10%上昇、これまで1頭分の豚肉を小売販売すれば1,000~1,500元の利益が確保できたが、現在は500元前後に縮小している。コスト反映のため値上げを検討しているが、上げ幅が大き過ぎると消費者の豚肉離れを招く懸念もある。
同会の袁仁琦秘書長は、夏季は肉豚の成育が悪い上、輸入豚肉の検査厳格化で、輸入業者が台湾産の調達に切り替えており、豚肉市場では1日当たり2,000頭分の供給不足が生じているとしている。
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