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中華紙漿傘下の中国パルプ工場、拡張を計画


ニュース その他製造 作成日:2011年7月13日_記事番号:T00031213

中華紙漿傘下の中国パルプ工場、拡張を計画

 中華紙漿(中華パルプ)と永豊餘造紙が合弁で中国・広東省肇慶市広寧県に設立した紙パルプメーカー「鼎豊紙業」(出資比率・中華紙漿60%、永豊餘造紙40%)は、需要拡大を受けて地元政府に工場拡張を申請した。年内にも認可を取得し、2年後の完成を目指す。13日付工商時報が伝えた。

 投資額は2億米ドルで、拡張部分の生産能力は年10万トン、既存工場と合わせた生産能力は22万トンを見込む。

 鼎豊紙業の2010年売上高は5億2,000万人民元(約64億円)、純利益は1億人民元だった。現在は紙パルプ生産のほか、3万ヘクタール規模の植林事業も展開している。

 中国は現在、世界最大の紙パルプ輸入国で、年間消費量は8,000万トンに達する。うち1,300万トンは輸入に頼っている。このため、鼎豊紙業は数年前から工場拡張を検討してきた。