ニュース 食品 作成日:2011年7月13日_記事番号:T00031214
小売業者によると、先ごろ発覚した果汁飲料やスポーツ飲料への可塑剤混入事件を受け、問題のなかった牛乳の売り上げが2~3割伸びている。このため、夏季の生乳(原料乳)生産減少による品薄状態が、例年の8~9月に比べ前倒しで始まっており、平日夕方過ぎや週末午後には売り場から牛乳が姿を消す事態となっている。13日付経済日報が伝えた。
スーパーマーケットチェーンの全聯福利中心によると、牛乳の販売は前年同期比20%増えて品薄となってるため、仕入れ元に供給増を申し入れている。
全家便利商店(台湾ファミリーマート)や萊爾富(ハイライフ)などコンビニエンスストアでも牛乳の売り上げが2~3割増加、ファミマでは入れたてコーヒー用の牛乳までひっ迫する状況となっている。
業界関係者によると、中国製粉ミルクから有害物質メラミンが検出された事件が起きた2008年以降、ドリンクスタンドなどで粉末ミルクに代わり牛乳の利用が増え、業務用牛乳の需要が大幅に成長した。これに加え、コンビニ各社が入れたてコーヒーの販売を伸ばしていることも、夏季の生乳不足深刻化につながっている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722