ニュース 電子 作成日:2011年7月13日_記事番号:T00031222
13日付電子時報によると、例年のハイシーズンに当たる第3四半期の発光ダイオード(LED)市場で需要が低迷していることを受け、サファイアインゴット・基板価格は今期、予想を上回る下落を見せている。特にサファイアインゴット価格は、第2四半期の1ミリメートル当たり20〜22米ドルから11〜13米ドルへと50%近く下落。さらに同9米ドルという低価格も出現しており、15米ドル水準を維持するとみていた業界予測と大きな開きが生じている。今後サファイア基板価格も下落が続き、2インチ製品は16〜18米ドル付近で推移する見通しだ。
サファイア基板メーカーによると、5月以降、川下のLEDエピタキシャルウエハーメーカーの需要が弱まっており、6月は横ばいから小幅減だった上、7月も需要回復の兆しは見えていないという。現在は1〜2週間先までしか受注見通しが立っていない状況で、先行きが不透明な中、下半期展望に悲観的な見方が広がっている。
今年上半期、サファイアインゴットメーカーで新たな生産ライン稼働が相次いだことも価格急落の要因だ。特に韓国STC(Sapphire Technology Company)などの拡充スピードが速く、さらに台湾市場での販売展開を拡大していることが価格下落を促している。現在、サファイア基板、LEDエピウエハーを含め、価格交渉は従来の四半期ごとから月ごとに改められ、相場の変動が加速している。
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