ニュース 医薬 作成日:2011年7月15日_記事番号:T00031269
後発医薬品(ジェネリック医薬品)メーカーの科化生技はこのほど、骨粗しょう症治療薬の改良成分をめぐる特許訴訟で独メルクに勝訴した。15日付工商時報が伝えた。
製薬業界では、後発医薬品を発売しようとする医薬品メーカーに原特許保有者が特許紛争を仕掛け、後発医薬品の発売を遅らせようとするケースが頻発している。今回のケースでは、科化生技が4年にわたる研究開発の末、メルクの骨粗しょう症治療薬「フォサマックス」と同様の効能がある後発医薬品の開発に成功した。しかし、メルクはアレンドロン酸ナトリウム水和物を配合したのは特許侵害に当たるとして、科化生技に警告していた。
これを受け、科化生技は2009年9月、経済部智慧財産局にメルクの特許無効を申し立て、今年6月13日にメルクの台湾での特許を取り消す決定が下された。メルクが1カ月の期限内に上訴しなかったため、科化生技の勝訴が確定した。
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