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台塑化と米大手が合弁、雲林に高機能合成ゴム工場


ニュース 石油・化学 作成日:2011年7月18日_記事番号:T00031305

台塑化と米大手が合弁、雲林に高機能合成ゴム工場

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、スチレンブロック共重合体(SBC)世界最大手の米クレイトンポリマーと合弁で、水添スチレン系ブロック共重合体(HSBC)生産工場を雲林県麦寮郷に建設する。折半出資で投資総額は1億6,500万~2億米ドル。2013年下半期の操業開始、年産能力3万トンを見込む。16日付工商時報が伝えた。

 HSBCは医療向けなど高品質、高精密度が要求される用途に使われる合成ゴム。1トン当たり4,000~5,000米ドルと、一般の合成ゴムより1,000米ドル程度高価格となっている。新工場設置により台湾の同製品市場をリードする地位を確保したい考えだ。

 クレイトンのケビン・M・フォガティ社長兼最高経営責任者(CEO)によると、両社は1年をかけ協議を進め、このたび計画の大枠が決まったと表明。台塑化は生産やブタジエンなどの原料提供を担い、クレイトンは同工場で生産された製品の世界向け販売を手掛ける。