ニュース 石油・化学 作成日:2011年7月18日_記事番号:T00031306
行政院環境保護署は15日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(六軽)の第4期拡張計画について環境差異影響分析報告審査会議を開き、専案小組(個別小委員会)が用水、大気汚染、製造プロセスなどの面で台プラ側に追加資料の提出を求めた。16日付工商時報が伝えた。
同日の会議では、拡張により廃棄物が増えても、既存施設で対応可能だとの報告があった。また、台プラ側は新たに必要となる工業用水は、節水によって賄うなどと説明した。
拡張部分には太陽電池素材のポリシリコン工場が建設される予定だが、雲林県政府や環境保護団体が強硬に反応している。背景には六軽で火災事故が相次ぎ、周辺住民の懸念が高まっていることがある。
台プラは当初、六軽第5期拡張計画で太陽電池用ポリシリコン工場を建設する予定だったが、国光石化科技(KPTC)の大型石油化学プラント建設が見送られ、第5期拡張計画が無期限延期される見通しとなったため、ポリシリコン工場計画を第4期拡張計画に追加した経緯がある。
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