ニュース 電子 作成日:2011年7月18日_記事番号:T00031312
シャープが鴻海精密工業と年内に台湾で合弁会社を設立し、液晶テレビ用部材の共同調達を行うことで契約を結んだことに対し、18日付電子時報は、鴻海傘下の液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)にとって、シャープから技術協力を得られ、一部パネルを相互に調達し合うことで、空いた生産ラインをスマーフォンなど向けの中小型パネルに充てることができるメリットがあると指摘した。
今回の提携でシャープは、ガラス基板、カラーフィルターなどを鴻海と共同調達することで価格交渉力を高めることを目指すほか、シャープが60インチパネルを、奇美電が20〜40インチパネルをそれぞれ提供する相互調達を行い、協力して韓国メーカーに対抗する。
こうした提携内容について台湾の液晶パネルメーカーは、中国など新興市場での販売成長を目指すシャープが、鴻海の協力を得てマーケティング力、販売力の強化を目指したものと分析。また奇美電は現在、鴻海のほかサムスン電子、中国テレビメーカーなどにパネルを供給しているため、鴻海グループの需要を完全に満たせておらず、シャープからパネルの提供を受けることになっても、奇美電の出荷量に影響が出る懸念はないという。
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