ニュース 電子 作成日:2011年7月18日_記事番号:T00031314
16日付蘋果日報がロイター通信の報導を基に伝えたところによると、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、アップルの次世代プロセッサー「Apple A6」のテスト生産を開始したとみられる。これに対しTSMCは、「顧客に関することはコメントしない」と回答した。
報道によると、アップルの現行プロセッサー「Apple A5」はサムスン電子が手掛けているが、両社間のモバイル製品の競争激化や特許紛争から、今後の関係に影響が出る可能性があるとみられる。
TSMCは今年、78億米ドルの設備投資を行い、技術向上と生産能力の増強を計画していることから「Apple A6」の調達先候補に浮上しているようだが、関係筋によると、正式に受注できるかどうかは歩留まり率の向上次第とみられる。
なお観測に対し、IC設計、微駆科技(エクスプロア・マイクロ・エレクトロニクス)の呉金栄総経理は、サムスンは「ファウンドリー部門と携帯電話部門は異なる」と強調しているものの、競合に企業秘密が漏れるリスクを避けることができないとみるアップルが、中立的で、独立性の高いTSMCにプロセッサーを発注するのは「時間の問題」と指摘している。
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