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台湾メディアもなでしこ絶賛、女子サッカーW杯優勝


ニュース 社会 作成日:2011年7月19日_記事番号:T00031319

台湾メディアもなでしこ絶賛、女子サッカーW杯優勝

 サッカー女子ワールドカップ(W杯)で日本が初優勝を果たしたニュースは、サッカー人気の低い台湾でも19日、新聞各紙によって大きく報じられた。リードを許しても最後まであきらめなかった、なでしこジャパンの不屈の精神を称賛し、東日本大震災に見舞われた日本に勇気を与える快挙とする見方が大半を占めた。

 自由時報は13面(話題面)の全面を使って取り上げ、過去の対戦で1度も勝てなかった米国を破り、アジア勢として初めて世界一の座を獲得したと称えた。日本ではテレビの女性キャスターまで、冷静さを失って声を張り上げて応援し、大勢の国民がテレビの前で涙を流した、と日本のフィーバーぶりを紹介。菅首相の「すべての日本国民と東日本大震災の被災者に対する最高の贈り物」とのコメントも伝えた。

 一方、1面の中段で報じた聯合報は、日本にとって優勝は「津波後のカンフル剤になる」と評価。なでしこジャパンの決してあきらめない姿勢は、今日本が最も必要としているものだとして、主将で今大会MVPを獲得した沢穂希選手を、苦難の時に現れた「女英雄」と表現した。

 このほか、蘋果日報や中国時報は、米チームとの体格の差をスピードや脚力などサッカーの技術と優れた判断力で克服したと分析し、「日本の奇跡」と称えた。そして日本チームの強さは、技術に加え、勝利を渇望する強い信念と意志にあったと指摘、おしとやかなイメージのある日本人女性が、強豪の米チームを破ったことから、「大和撫子(やまとなでしこ)が肉食系女子に変貌」と伝えたメディアもあった。

 その一方で、日本の女子サッカー選手が置かれている厳しい経済状況について触れる報道もみられた。