ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾中油、南シナ海での石油探査に消極姿勢


ニュース 石油・化学 作成日:2011年7月19日_記事番号:T00031334

台湾中油、南シナ海での石油探査に消極姿勢

 台湾中油(CPC)の広報担当者はこのほど、中国、台湾、ベトナム、フィリピンなどが領有権を争う南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)で石油資源の探査を行うことに消極的な姿勢を示した。19日付自由時報が伝えた。

 これに先立ち、台湾経済部は今年4月、南沙諸島で台湾が実効支配する太平島とその周辺100カイリの海域で石油・天然ガス資源の採掘権を設定し、台湾中油が探査を行うことに同意した。

 南沙諸島での石油探査は、石油資源の確保のみならず、台湾の南沙諸島海域における主権をアピールする狙いがある。

 しかし、台湾中油の陳明輝広報は「現時点で採掘計画はない。深海油田の採掘が困難なこと以外に、南沙諸島は『火薬庫』と見られており、制御不能なリスクが非常に高い」と述べ、長期的な検討が必要だとの認識を示した。