ニュース 電子 作成日:2011年7月19日_記事番号:T00031339
通信キャリア大手の遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)は18日、同社の携帯電話同士の通話料を無制限で無料とする料金体系を導入すると発表した。携帯電話業界では、威宝電信(ビボテレコム)と亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)が同一キャリア同士の通話を完全無料化しているが、大手キャリア3社による導入は初めて。19日付工商時報が伝えた。
遠伝のシェアは現在28%だが、同社は番号ポータビリティー制度による乗り換え需要を狙う。同社の何永生副総経理は、半年以内に50万件の新規契約獲得を目指す考えを示した。年末時点で契約件数700万件(モバイル・インターネット契約200万件)の達成が目標だ。
業界関係者は、今回の動きで、同一キャリア同士の通話利用が多い威宝電信、亜太電信からの顧客流出が予想されると指摘した。
遠伝はまた、モバイル・インターネット顧客の増加に伴う通信容量不足に対応するため、年内に台北、台中、高雄の各地区に3.5G対応の基地局を1,000カ所、五大都市全体で2,500カ所増設する方針を明らかにした。これにより、台湾全土の基地局数は6,500~7,000カ所となる見通しだ。
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