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デリバティブ商品取引、月10兆元規模に


ニュース 金融 作成日:2007年10月15日_記事番号:T00003135

デリバティブ商品取引、月10兆元規模に

 
 中央銀行によると、銀行によるデリバティブ金融商品の取引額は、8月に10兆1,845億台湾元(約36兆6,000億元)を記録し、月次ベースで初めて10兆元の大台を突破した。サブプライム住宅ローン問題で金利が大幅に変動し、リスク回避手段としてデリバティブ金融商品の需要が高まり、取引額は前月に比べ1兆2,820億元増加した。13日付工商時報が伝えた。

 中央銀行金融業務検査処の孫全玉処長は「金利関連の先物や金利スワップの取引が増えた」と説明した。

 また、中央銀行関係者は、「金融機関は自らリスクのバランスを取っている(ので心配ない)。市場参加者が増えれば、市場が成長するのは必然の流れだ」として、基本的には歓迎する立場を示した。

 銀行別のシェアは、中国信託(13.18%)を筆頭に、シティバンク、永豊銀、HSBC、ドイツ銀の順となっている。