ニュース 政治 作成日:2011年7月20日_記事番号:T00031350
在任中の収賄罪などで有罪判決を受け、服役中の陳水扁前総統は19日、自身の事務所を通じて論評を発表し、民進党から来年1月の総統選に出馬する蔡英文主席に対し、陳水扁政権の8年間と一線を画せば、必ず落選することになるとして、政策路線の継承を呼びかけた。20日付聯合報などが伝えた。
陳前総統は「民進党政権の8年は決して馬英九政権の4年に負けない。政権を担当したことがある政党が自分たちの功績に自信を抱かなければ、政権奪還などおぼつかない」と述べ、蔡主席に陳政権の功績を否定せず、政策路線を踏襲することを暗に求めた。
その上で、「台湾主体意識」「国家アイデンティティー」、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)破棄などの問題は避けて通れないと訴えた。
陳前総統はまた、今月初めのタイ総選挙でタクシン元首相派のプアタイ党が圧勝したことに触れ、タクシン氏の妹で同党を率いたインラック・チナワット氏が、有罪判決を受け海外逃亡中のタクシン元首相と一線を画さず、むしろタクシン色を打ち出して勝利したことを引き合いに出し、「台湾人の総統2人(陳前総統と李登輝元総統)が収監、起訴されている状況で、これ以上恐れるものなどない」と主張した。
蔡主席は同日、花蓮県の農家を訪問したが、陳前総統の発言にはコメントを避けた。
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