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台新金控と彰化銀、株式交換比率めぐり調整難航


ニュース 金融 作成日:2007年10月15日_記事番号:T00003136

台新金控と彰化銀、株式交換比率めぐり調整難航


 経営統合を目指している台新金融控股と彰化銀行は、株式交換比率に関する交渉が難航しており、当初年内に予定された交換比率の発表は延期が避けられない状況だ。経営統合のスケジュールにも影響は必至とみられる。15日付聯合報が伝えた。

 台新金控の林克孝総経理は、「株式交換比率が決まらないのは、双方の資産規模は大きく、資産評価手続きに時間がかかっているため」と指摘した。このほか、台新金控に出資する米投資会社ニューブリッジが、株式交換比率を「合理的な範囲」とするよう強く求めていることも一因という。

 市場関係者は、台新の株価が16台湾元(約57円)前後で推移しているのに対し、彰化銀の株価は先週末に21.35元まで上昇し、両銘柄の株価がかい離していることを交渉難航の原因として挙げている。台新銀行のクレジットカード不良債権による潜在的損失をどう算定するかも鍵となっているもようだ。