ニュース 電子 作成日:2011年7月20日_記事番号:T00031367
大和証券によると、ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)が、デルが来年発売するビジネス用ノートPCや、タブレットPCの受注を獲得したもようだ。デルは今年鴻海科技集団(フォックスコン)に生産を委託していたが、製品の品質に不満で、発注先をコンパルに切り替えたと伝えられている。20日付工商時報が報じた。
鴻海は以前、広達電脳(クアンタ・コンピューター)からデル担当のチームを引き抜いたことで、デルからビジネス用ノートの多数の機種の受注に成功した。しかし、研究開発(R&D)部門と製造部門の意見対立によって製品の質の低下を招いたという。
コンパルはまた、鴻海がクアンタから引き抜いた人材を、改めて同社に招聘(しょうへい)することを狙っているとの観測もある。これについてコンパルの呂清雄副総経理は、「証券会社の憶測にはコメントできない」とのみ答えた。
コンパルは聯想集団(レノボ)からもコンシューマー用PCを受注している。主要顧客の宏碁(エイサー)のシェア低下により、エイサー製品がコンパルの売上高に占める割合は、現在の40〜45%から来年は35〜40%に低下する見通しだ。レノボ、デル、東芝の割合は15〜20%となり、ヒューレット・パッカード(HP)は8%から10%へと拡大する可能性がある。
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