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6月の輸出受注額、年成長率が過去20カ月で最低【図】


ニュース その他分野 作成日:2011年7月21日_記事番号:T00031381

6月の輸出受注額、年成長率が過去20カ月で最低【図】

 経済部が20日に発表した6月の輸出受注額は、前年同月比9.18%増の373億6,000万米ドルで過去4番目となった。しかし、年成長率は過去20カ月で最低、さらに台湾元換算の場合は元高の影響で2.36%減となり、2009年10月以来(春節シーズンを除く)のマイナス成長を記録した。21日付工商時報が報じた。

 6月は米国向け受注が88億米ドル(前年同月比16.52%増)と過去最高を記録した反面、中国(香港含む)向けは94億米ドルで仕向け先別1位となったものの年成長率は4.78%にとどまった。日本向けは36億米ドルで前年同月比15.94%の減少だった。

 蔡美娜・経済部副統計長は、中国向けは同国の金融引き締め政策の影響で、液晶パネル受注が前年同月比で13.7%減少したことが成長鈍化の要因と説明した。

 製品別では、アップル製品好調の恩恵を受け、情報通信製品が前年同月比10億1,000万米ドル(11.85%)増と金額にして最大の伸びを見せた。これに新興国での工場拡張や自動化水準向上の恩恵を受けた、機械の6億米ドル(48.12%)増が続いた。

 なお、第2四半期の輸出受注額は1,123億9,000万米ドルで前期比9.84%増、前年同期比10.28%増。上半期累計では2,147億米ドルで前年同期比10.63%増となった。