ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

公立病院医師が寄付装い集団脱税、500人以上か


ニュース 医薬 作成日:2011年7月21日_記事番号:T00031388

公立病院医師が寄付装い集団脱税、500人以上か

 軍系公立病院の栄民総医院、三軍総医院などの医師500人以上が教育支援団体への寄付を装い、多額の脱税をしていた疑いが強まったとして、検察当局は20日、思源教育学術促進基金会の傅鍔執行長をはじめ5人を任意で取り調べた。21日には同基金会の創設者で、中央研究院院士の蔡作雍・元国防医学院院長らの取り調べが予定されている。21日付蘋果日報が伝えた。

 国税局台北市税捐稽徵処の調べによれば、脱税行為は2008年から10年までの3年間に及び、2億7,000万台湾元(約7億3,000万円)の所得申告漏れがあった。脱税額は1億800万元で、罰金を加えると、1億6,000万元に達するとみられる。

 医師らの脱税をほう助した疑いが浮上しているのは、思源教育学術促進基金会と成漢教育基金会の2団体。

 民間の教育支援団体への寄付そのものは合法で、所得の20%まで控除が受けられる。国税局幹部は「医師の申告内容は合法だったが、資金の流れに不審な点があったため、検察に捜査を求めた」と説明した。