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万泰銀の外資受け入れ、再び不透明に


ニュース 金融 作成日:2007年10月15日_記事番号:T00003139

万泰銀の外資受け入れ、再び不透明に


 財務状況が悪化した万泰商業銀行の増資に向けた外資受け入れをめぐり、米GEマネーが顧問料の受け取りなどを要求し、交渉が難航しているもようだ。15日付経済日報が伝えた。

 GEマネーはまた、中華開発金融控股など債権者に対し、万泰銀の金融債に関する訴訟提起権を放棄するよう求めているが、債権者は不合理な要求だとして難色を示している。金融当局は、交渉決裂の恐れもあるとして、双方に譲歩を促している。

 万泰銀をめぐっては、米投資会社のSACプライベート・キャピタル・グループとGEマネーによる増資引き受けが決まり、当初予定では11月にも9億米ドルの資金が調達できる運びだった。このほか、中華開発金融控股と新光金融控股には債権による現物出資を求めているが、合意に至っていない。

 関係者によると、GEマネーが毎年2,500万ドルの顧問料支払いを求めているのに対し、万泰銀の債権者は同銀が利益を計上した段階で支払うと主張し、意見が対立しているという。