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台湾のLTE展開に遅れ、「東アジアの孤島」懸念


ニュース 電子 作成日:2011年7月21日_記事番号:T00031396

台湾のLTE展開に遅れ、「東アジアの孤島」懸念

 第4世代(4G)と呼ばれる次世代移動通信規格、LTE(ロング・ターム・エボリューション)普及に向けた展開が台湾で遅れている。既に日本、韓国、香港、フィリピン、シンガポールで同規格対応サービスがスタート、中国でも来年商用化が見込まれる中、台湾では2015年にようやく事業ライセンスが発給される見通しで、業界からは東アジアで唯一LTEサービスが提供されない「孤島」となるとの懸念が出ている。21日付電子時報が報じた。

 ある通信機器メーカーは、3Gが普及する際、台湾は先進諸国市場とほぼ同時に商用化に入り、そのことが現在のスマートフォン普及、およびモバイルブロードバンドサービス発展の基礎となったとの見方を示した。しかしその後WiMAX(ワイマックス)産業の発展に注力するあまり、LTE事業ライセンス発給の好機を逃してきたと指摘。15年にライセンス発給、16年にようやく商用化するのでは、台湾が4G後進国となることは避けられないとみている。