ニュース 社会 作成日:2011年7月22日_記事番号:T00031404
 セクハラ疑惑の次は恐喝事件——。これで、4月に運航を再開したばかりの遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)のイメージダウンは決定的になったようだ。
この騒動、遠東航空の幹部、厳智行・元総顧問(51・既婚)のセクハラ疑惑で幕が上がった。被害者は、遠東航空が企画した「美人モデル客室乗務員転身プロジェクト」で昨年7月に採用されたモデル3人。彼女たちは今月初め、研修中に厳氏からデートや性行為に応じるよう何度も要求されたと新聞社に暴露。厳氏はこれを否定したが、この騒動により総顧問の職を辞すことに。
そして、その厳氏に13日、記者を名乗る男から「まだ暴露ネタがある」との恐喝電話を受けたことで第二幕がスタートした。実はこの男は、酒癖が悪かったために解雇された厳氏の元運転手、郭傑栩容疑者(32)。
厳氏はすぐにこれを見破り、さらに郭容疑者と会うため出かけようとした際、セクハラを暴露したモデル、袁怡嫻さん(22)から「話がある」と電話を受けた。実は彼女は、遠東航空傘下のマネージメント会社「樺宇創星娯楽」と2年契約を結んでいたが、契約期間中に離職したので違約金500万台湾元を支払うはめになっていた。
厳氏は二人が共謀していると推測した。恐喝を受けたことを警察に通報した後、21日に代理人を通じて台北市内の喫茶店で2人と面会するようセッティングした。まず袁さんと郭容疑者が前後して現れ、サインの入った契約解除の書類、100万元の入った紙袋をそれぞれが受け取ると、潜伏していた警察官が2人を現行犯で逮捕した。
警察の調べに袁さんは、「恐喝なんて知らない。郭容疑者と一緒に来れば解約書にサインすると言われたからそうしただけ」と泣き崩れた。
セクハラはあったのか?袁さんは真実を語っているのか?本当に悪いのは誰だ?三文ドラマにはまだまだ続きがありそうだ。
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