ニュース 社会 作成日:2011年7月22日_記事番号:T00031406
テコンドー女子台湾代表の楊淑君選手は21日、ロンドン五輪への出場権を獲得したことを受け、広州アジア大会での失格問題をめぐるスポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴を取り下げた。楊選手は「五輪で金メダルさえ取れれば、アジア大会の悔しさを解消できる」と語った。22日付中国時報が伝えた。
ロンドン五輪でリベンジを果たせるか注目が集まる(21日=中央社)
楊選手は昨年11月の広州アジア大会で金メダル候補に挙げられながら、不明朗な判定により1回戦で失格処分となり、昨年12月にCASに提訴した。CASは当初、来月9、10日の両日、楊選手の提訴に基づくヒアリングを予定していた。
楊選手は「テコンドーが引き続き五輪の種目に残り、台湾選手が目標を追求できるように、仲裁手続きの中止を希望した」とコメントした。
提訴取り下げの背景には、ロンドン五輪への準備に集中したい楊選手の意向に加え、疑惑判定後の世界テコンドー連盟との確執があるとみられる。仲裁手続きでは、楊選手と世界テコンドー連盟の双方が決定的証拠を欠く状況だが、関係者は、仮に楊選手が勝訴した場合、世界テコンドー連盟が台湾側に不利な報復措置で対抗するなど、対立が泥沼化することを懸念したもようだ。
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