ニュース 公益 作成日:2011年7月22日_記事番号:T00031411
台湾電力が台中市の海岸部にある高美湿地に14億4,000万台湾元(約39億円)を投じ建設した風力発電所の稼働率が30%を下回っていることが、22日付蘋果日報の報道で明らかになった。風力発電所の風車は写真撮影スポットとして人気で、同紙は「最も金のかかった風景だ」と皮肉った。
高美湿地の風力発電設備は、台電台中港風力発電地区に属し、2007年に運転を開始した。18基あった風力発電設備のうち、1基は台風で倒壊、もう1基もブレードが破損したため修理中で、現在は16基が稼働している。
しかし、同紙が3週間にわたり追跡取材したところ、実際に稼動しているのは、毎日6基にとどまっていることが分かった。その後、今年上半期の発電設備の故障率が20%に達していることが台電への取材で判明した。
台電の陳一成・新エネルギー施行処長は「(技術的に)未熟な早期の設備を採用している上、環境が劣悪で故障率が高い」と説明した。
現在稼働率が低下しているのは、風が弱い夏季に集中修理を行っているためで、台電側は「季節風が強まる9月には稼働率を高めたい」としている。
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