ニュース 金融 作成日:2011年7月22日_記事番号:T00031412
行政院金融監督管理委員会(金管会)は21日、金融機関のオフショア銀行部門(OBU)とすべての海外支店における人民元業務を解禁し、申請受付を開始した。22日付経済日報が伝えた。
今回の措置で、中国に進出する台湾企業は、台湾系銀行から直接人民元建てで資金を借り入れられるようになるほか、中国企業も台湾系銀行にオフショア人民元口座を開設できるようになる。また、台湾の銀行は、中国に支店を開設しなくても、人民元業務に参入が可能となる。
金管会は銀行から申請があれば、早ければ1週間以内に認可する方針だ。金管会は、大部分の台湾系銀行が香港で人民元決済業務を行っている中国銀行(香港)と決済契約を結んでおり、既に人民元資金の調達先を確保しているため、多くの銀行が直ちに申請を提出できるとみている。
金管会は2009年末、台湾系銀行の香港支店に限り、人民元業務への参入を認めたが、人民元建ての金融取引はまだ活発化していない。
中台間では現在、貿易決済に米ドルが使用されているが、台湾系銀行の人民元業務が定着し、人民元による貿易決済が可能となれば、為替リスクの軽減にも役立つ。
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