ニュース 医薬 作成日:2011年7月22日_記事番号:T00031414
公立病院の新薬調達に絡む贈収賄事件で、逮捕された行政院衛生署基隆医院の李源芳院長(63)が、製薬会社から新薬を調達する際、1種類当たり1万台湾元(約2万7,000円)の賄賂(わいろ)を要求していた疑いが強まった。基隆地方法院検察署は21日、台湾全土で製薬会社36社を一斉に捜索し、44人から事情を聴いた。22日付蘋果日報が伝えた。
調べによると、李院長は昨年2月から新薬調達の見返りとして、製薬会社から賄賂を受け取っていた。また、本来専門医が作成すべき「新薬調達申請書」を製薬会社に記入させ、院内の薬事委員会に提出し、形式的な審議だけで調達を決定していた。調達過程が不審な医薬品は176種類に達するという。
不正に調達された医薬品の中には、既に同一効能の医薬品が採用済みだったり、薬価が高いのに効果が劣るものも含まれていた。
基隆医院は「検察の捜査には積極的に協力する。医薬品の新規調達手続きは、すべて行政院衛生署の規定に従っている」との声明を発表した。
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