ニュース その他製造 作成日:2011年7月22日_記事番号:T00031416
ガリウムヒ素(GaAs)ウエハーの受託生産業務を手がける宏捷科技(AWSC)は、集光型太陽電池向け製品の少量生産を第3四半期中に開始すると表明した。ただ、業界関係者によると、同社は既に6インチラインによる生産を行っており、変換効率は40%に達しているという。第2四半期には良品率を高めるため研究開発(R&D)費を増額したもようだ。22日付電子時報が報じた。
なお観測によると、同社の集光型太陽電池向け製品は主に太陽電池用エピタキシャルウエハーを手がける全新光電科技(ビジュアル・フォトニックス・エピタキシー、VPEC)の原材料として採用されており、8月以降に出荷量が増える見通しだ。
宏捷科技は第2四半期、売上高が前期比41.5%増の5億3,900万台湾元(約14億7,000万円)と、ハイシーズン水準に達した。しかし、同社は現在進めている生産ラインの4インチから6インチへの移行に加え、集光型太陽電池向け製品の研究開発で支出がかさみ、粗利益率は予測を下回った。
ただ、6インチへの移行は第3四半期中に完了する見通しで、これにより粗利益率は5〜8%に上昇する見込みだ。
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