ニュース 石油・化学 作成日:2011年7月22日_記事番号:T00031421
台湾中油(CPC)はこのほど、苗栗県公館郷の出砿坑油田で天然ガスの大量埋蔵を確認した。同社はさらにガス井2本を掘削し、計3本のガス井のパイプライン整備などを進め、来年中にも日産9万立方メートルの天然ガスの生産を開始したい構えだ。年間生産額は3億台湾元(約8億円)を見込む。22日付工商時報が伝えた。
出砿坑油田は清朝時代に発見され、日本統治時代に開発が進んで油田で、昨年掘削した145号井で、浅い地層から未掘削のガス層11層が発見された。
その後、新たに146号井、147号井の掘削を進めたところ、豊富な天然ガスの埋蔵が確認され、本格生産にめどが付いた。
台湾には現在7カ所のガス田があるが、昨年末時点の推定埋蔵量は35億立方メートルまで減少し、枯渇が近づいていた。台湾での天然ガス生産は採掘コストを差し引くと赤字となっており、台湾中油のガス田開発は既にインドネシアなど海外にシフトしている。
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