光学フィルムの迎輝科技（ＥＦＵＮテクノロジー）は21日、タッチパネル用のＩＴＯ（酸化インジウムスズ）膜をコーティングしたフレキシブル基板（ＦＰＣ）の生産を開始したことを発表した。ＩＴＯ膜の形成には米アプライド マテリアルズのロール・ツー・ロール真空成膜装置「Smart Web」を採用した。22日付工商時報が伝えた。
ＥＦＵＮの李光栄・光電薄膜事業部副総経理によると、同社は2009年から「Smart Web」を導入している。今回はさらに最先端タッチパネル向け需要に対応するため、アップグレード版の装置を購入した。
李副総経理は、最新タブレット型パソコンの７インチ以上の製品で採用されている投影型静電容量方式タッチパネルには高品質・高機能のＩＴＯ基板が必要だとした上で、同社の技術はパネルメーカーに価格競争力をもたらすと強調した。
