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台湾DRAMメーカー、今年黒字は期待薄=ガートナー【図】


ニュース 電子 作成日:2011年7月22日_記事番号:T00031430

台湾DRAMメーカー、今年黒字は期待薄=ガートナー【図】

 今年、台湾のDRAMメーカーが利益を計上する可能性は低いとの予測が21日、市場調査会社、ガートナーの王哲宏メモリー産業チーフアナリストから示された。22日付工商時報などが報じた。

 王アナリストは、DRAM価格は第3四半期に底を打ち、第4四半期に小幅上昇すると予測。しかし、製造プロセスで大手に比べ1.5~2世代遅れている台湾メーカーのコストを上回る水準まで回復するかは、依然不透明と指摘した。

 また、これまで3年周期だった景気循環サイクルの大幅短縮もDRAMメーカーの経営に厳しい試練をもたらしており、ガートナーの統計によると、過去10年の累計で黒字となったのは、業界8大手のうち韓国のサムスン電子だけだった。

 ガートナーは、今年の世界のDRAM生産額を前年比12.4%減の346億米ドルと予測。昨年の395億米ドル(同71.8%増)からマイナス成長に転じる見通しだ。一方、今年下半期の価格上昇および製造プロセス微細化を受け、来年は同9.4%増の378億米ドルが見込まれる。しかし13年は再び景気低迷のサイクルに入るとみられることから、271億米ドルまで同28.3%激減するとの予測だ。